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みんなの「八月の鯨」ブログ


第三回 新・午前十時の映画祭

2015/08/01 20:14
 第三回 新・午前十時の映画祭で上映されている「八月の鯨」を観ました。映画館の大スクリーンで映画を観るのは久しぶりでした。
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 サイレント映画にも出演していた93歳のリリアン・ギッシュと30〜40年代に活躍していた79歳のベティ・デイヴィスが姉妹役で主演しています。リリアン・ギッシュは、グレゴリー・ペックとジェニファー・ジョーンズ主演の「白昼の決闘」ではペックの母親役、オードリー・ヘップバーンとバート・ランカスター主演の「許されざる者」ではヘップバーンの育ての母親役でも出演しています。もっとさかのぼれば、サイレント映画の巨匠D・W・グリフィスの「国民の創生」、「イントレランス」、「散り行く花」などにも出演しています。
 西部劇ファンにはおなじみのフォード映画の脇役の常連だったハリー・ケリー・ジュニアが、家屋のメンテナンスを請け負うおじいさん役で出演しているのもうれしいところです。
 50年以上前に母親が海辺に建てた別荘で暮らす姉妹の日常を淡々と描いています。二人とも伴侶に先立たれ、母親が亡くなった年齢もとうに超えています。姉役のベティ・デイビスは目が見えなくなり妹の手を借りないと生活ができなくなってしまいかなり卑屈になっている様子が描かれています。面白いのは実年齢では10歳以上も年上のリリアン・ギッシュがお世話をする妹役なのです。映画を観ればすぐわかるのですが、風貌といい、雰囲気といい実年齢を知らなければ、ピッタリの役柄です。(左がリリアン・ギッシュ、右がベティ・デイヴィス、下段は二人が若かりし最も綺麗だった頃の写真です。)
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 老境に差し掛かっている私が、この映画を観終ってホッとしたのは、妹は何事にも前向きなのですが、眼が見えなくなった姉は、最初はかたくなに新しいことは何もしたくないと拒んでいたのに、最後には「景色を見る窓を作って」とハリー・ケリー・ジュニアに頼んだことです。残された人生は、精一杯楽しく生きたいという気持に変わってきたのです。我われ老人族は見習いたいものですね。ちなみにアメリカでは、景色を観るために「ピクチャーウインドウ」といって専用の窓を作ることがあるようです。日本庭園で有名な足立美術館には、庭園を観るための専用の窓があったように思いますが、日本の住宅ではあまりないようです。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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