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丸山眞男生誕百年に思う

2014/06/01 09:06
 新聞で丸山眞男生誕百年の記事を読み、書庫に入っていた「現代政治の思想と行動(増補版)」を取り出してみました。学生時代に買って、四十数年間ページを開くこともなく書庫に眠っていたものです。古い本はほとんど処分してしまい、残っているわずかな本の中の一冊です。私どもが学生の時は少しでも政治を学んだ学生にとっては必読の書と言っていいような存在の本でした。
・「丸山眞男」 http://goo.gl/gDdwJi
・「現代政治の思想と行動」 http://goo.gl/FV3RnD
 収録されているのは、1946年から1961年にかけての論文や講演集で、ファシズムを含む戦前から戦後の政治について語っています。 著者もこの「増補版への後記」で述べているように『学者以外の読者を予想して書かれたもの』であるが、『ジャーナリズムの世界からはあまりに「専門的」もしくは「難解」だという非難を浴びるのは覚悟の前だった』と書いているように、「専門的」かつ「難解」な本です。戦後間もない時代の著作ですが、政治権力に関する著述には、今の時代の政治家・国民も自覚してほしい真実がいくつもあるように思います。一例をあげれば、
・『その時々の支配権力が選択する方向がすぐれて、「現実的」と考えられ、これに対する反対派の選択する方向は容易に「観念的」「非現実的」というレッテルがはられがちである』・・・175ページ
・『政治権力による説得とか「合意による政治」という言葉には多かれ少なかれ神話が含まれている。報償、抜擢、経済援助など物質的精神的利益の供与も前述のように政治権力の重要な統制手段であるが、その際にも「もし応じなければ」という威嚇が後楯になっている。』・・・439ページ
 長い文脈の中での一文なので、この部分だけ取り出してみても理解しにくいところもあると思いますが、あえて挙げてみたことをお断りしておきます。
 現実の日本の政治をみると、戦後歩んできた平和憲法路線から大きく舵を切ろうとしているように思えてなりません。最終的には憲法改正を、その第一歩として憲法解釈の変更による集団的自衛権の承認を目指している自民党政権に対しては、上記のような見方をすることも必要だと思います。 私ども一般国民は、ただ黙止しているだけでなく、この著書でも言っているように「不作為の責任」もあることを自覚し、自分でできる意思表明をしようではありませんか。
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